プロローグ

6/6
前へ
/166ページ
次へ
 あくびをしながら思う。  (変な夢だったわ)  空気がぬるい。今日も暑くなりそうだ。  夢の中の奇妙な会話を思い出す。  ――何が美味しいですか?  むむむ、と菜々子は困って腕を組んだ。  「どうしよう。まだ朝だっていうのに、あんパン食べたくなっちゃったわ」
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加