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『あ……紫雨リーダー、だめですよ……。林さんが待ってるんですから……』
唇を吸われ、舌を絡められる合間に、新谷が紫雨にしがみ付きながら言葉をつなげる。
『だって新谷君、そんなんで戻れないよ。ちょっと体冷ましてから行こうよ』
紫雨が慣れた様子で新谷のサラサラの髪の毛を撫でながら、もう一つの手を股間に回す。
『で、も。俺……彼女、いるし……』
紫雨は、なんだそんなことか、と言いたげに微笑む。
『いーよ、いたって。男同士なんて浮気に入らないでしょ』
『え。でも、あ………』
『ほら、硬くなってる』
勝ち誇ったように紫雨が微笑むと、その手は新谷のベルトにかかる。
そのまま器用にそれを外すと、紫雨の頭は新谷の股間に沈んでいき――――
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