気がつくと見知らぬ場所にいた。

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まわりを見渡すと、広い部屋にいることがわかる。 ホテルの一室のような清潔感がある部屋で、自分から見て左の壁に淡い赤色の扉、正面の壁に深い青色の扉がある。 右の壁には大きな窓があるが、特別なガラスのようで外の様子は見えない。 しかもはめ殺しの窓。脱出は無理そうだ。  「…よーし、俺。一旦落ち着け。」 昨日は確か……たしか? 昨日、俺、何してたんだっけ? 頭が混乱している。働かそうと思っても、寝起きだからなのかうまく考え事に集中できない。 ど う し て こ う な っ た 落ち着け。昨日のことを思い出すのは後にしよう。しかし寝てる間にいきなり知らない場所にテレポートしてる訳ない。
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