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No.1 青春日記
目を覚ますと窓からの日差しが俺の顔を照らしていた。朝だろうか……昨日、働き過ぎたせいで体が重い。
俺、熊谷蓮は今、自分の通っている学校にある寮の一室でベットに横たわっていた。あいにく、この寮にはシェアルームは無く一人一人自分の部屋がある。そのおかげで俺の部屋には今、誰もいない。
ふと窓の外を見ると桜の花弁がヒラヒラと空の中を泳ぐよう舞っていた。そっか、もうこんな時期か……。
俺は重い体をゆっくりと起こすとベットから立ち上がり、あまり周りに聞こえないように静かに叫んだ。
「あぁ〜。だりーー!」
そして、そのまま服を脱いだ。いや脱いだと言っても、もちろんパジャマだ。決して露出狂では無い。
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