No.1 青春日記

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 俺は体を縦に伸ばすと再び倒れるようにベットに倒れた。もう、全てがだるくなってきたのだ。また、あの地獄みたいな学校生活が待っていると思うと体の力がぬける。  パンツ一枚のほぼ全裸の状態で俺はベットに横たわった。もう、露出狂と言はれても文句は言えないだろ。 “ドンッ“ “ドンッ“  すると、廊下から誰かが、こちらに向かってくる足音が聞こえた。  これはまずいな。この寮はみんな個別部屋とはいえ鍵は付いていない、今中に入られるとちょっと恥ずかしい。  俺は急いで体を起こそうと頑張る。しかしなんか途中でそれもだるくなり、結局パンツ一枚でベットに横たわったはまま動かなかった。まぁ別にいいか……どうせいつもの同級生が起こしに来たのだろう。  そんな事を考えながらベットに横たわっているとゆっくりと部屋のドアが開いた。プライバシーなんてあったもんじゃない。 「あの……。蓮先輩、日向先輩に頼まれて起こしに来たんですが……」  蓮先輩?  目が合った。
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