No.1 青春日記

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 あれ? おかしいな俺に後輩なんていたのか? いや、違うそうだ。そう言えば俺も今年で高校二年生だ、後輩ができていてもおかしくないはずだ。  その後輩と思わしき女子生徒は顔を赤くし、口を手で覆っていた。何を見て恥ずかしそうにしているかは何となく分かるが、正直言って俺はそんなに恥ずかしくない。  俺はそのままの服装でベットから立ち上がると、固まっている女子生徒に向かって言った。 「俺は熊谷蓮だ。これからよろしくな。てかお前、名前は?」  正直かなり恥ずかしいがここで慌てたりしたら先輩としてダサいからな、いやもうすでに先輩としての第一印象最悪だけど…… 「あ、あの……。すみません失礼しました!」  そう言うと女子生徒は俺の質問に答えることなく急いで部屋から逃走するように出て行ってしまった。いやぁまったく、誰だったんだろうか。新しく寮に来た生徒だろうか?   とりあえず今は急いで制服に着替えるか。寒いし。  
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