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後日談
その後、異常な回復スピードを見せて僕はたった2ヶ月で退院した
あとから聞いた話だが、一年以上僕は眠っていたらしい
今は学校に復帰しており、幸せな日々を過ごしている
そして念願の彼女もできた
ある日の帰り道
夕方、田んぼしかないあぜ道を歩く
「…?」
田んぼの方を向く
…今誰かいたような…?
「どうしたの?」
隣を歩く彼女に問われて僕は我に返った
「なんでもないよ」
僕はその場を通り過ぎた
「またね」
少年の夢で彼女をしていた少女はただ笑って消えていった
もう一度会えることだけを願って
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