救世主はサイバーポリス〜私を助けて下さい！！〜

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「伽音の小説藝賞受賞作“ 匿名SNS”にに通った展開になってるな。アンチコメントしたやつは伽音の受賞作は読んでないんだろう。女子高生が自身のSNSを闇サイトで晒されて書き込まれたアンチコメントに苦しみ、家族に知られないよう、法学部に通う家庭教師に手を借り刑事告訴する話だったよな。叩いてた奴らが親友だと思っていたクラスメイト達というラストにかなり衝撃受けたわ」

　格安SIMが出回り、小学生でもスマホを持つ時代になり、それにより、匿名だから何をしてもバレない罰されないと勘違いしているネットリテラシー知識が浅い子供が、SNS上で妬みや僻みやただ目につくという理由から赤の他人や友人にアンチコメントを書き込むようになった。
　相手の哀しむ反応をみて面白がり、本来は自制で押さえ込まないといけないサイコパスな一面をコントロールできなくなり、SNS上だけでなくリアルな生活でも問題を起こすようになり、それを作品にして小説藝賞に応募した。

　ＳＮＳ上で誹謗中傷する人たちについて３～５割が遺伝要因で仕出かすとかで、人は誰かに叩かれてしかるべき悪の部分を見つけると、同調して叩くという気持ちが生まれやすくなると言われてる。
　普通は自制心が働いて一緒に叩くことはしないけど、SNS上だとバレないと思って、衝動性の高い人たちが自制できずに便乗して叩いてしまう。この衝動性の高さは、親の性格とは別にＤＮＡが作られるときに３～５割遺伝的要因として決まるらしく、もはや病気。

　それを多くの人に知って欲しくて、私は小説にし、小説藝賞に応募した。