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「こいつら、アホだな」  Yahaaニュースのコメントは ユーザー登録している人しか書き込めない。  携帯電話の番号で登録してるから、書き込んでる相手の特定はすぐにできるようだった。  5年前までは、SNSのコメントはサービスを運営する事業者に登録しなくても行えた。  それが、SNSの誹謗中傷で亡くなる人が多い跡を立たず、社会問題になったため、総務省が法改正を行い、サービスを運営する事業者に、コメントは登録した人以外はできないようにし、会員登録する際に個人を特定しやすくするために携帯電話の番号の入力を義務付けた。  それにより、アンチコメントを書いた相手はすぐに特定できるようになった。  ただ、個人情報は被害者だとしても教えて貰えないから、刑事告訴で都道府県の警察所轄のサイバー犯罪対策課に対応して貰う、もしくは民事訴訟で弁護士に対応して貰う必要がある。  遥翔兄が、サイバーポリスをしている中高一貫校時代の友人でLINE通話をかけ、Yahooに発信者情報の開示請求する手続きをお願いした。 「刑事告訴でサイバーポリスに動いて貰えば即、 発信者特定して刑事告訴できる。すぐには動かずアンチコメントを書き込むユーザー全てを炙り出した後、全員、刑事告訴だ!!」  近年、SNS誹謗中傷は刑事告訴で警察が動き、犯人を逮捕する事が主流になっている。それで、犯人側が告訴を取り下げて貰うために弁護士を雇い、被害者に示談金を支払うケースが増えているらしい。  なりすましの携帯電話で登録できないよう、登録の際にCメールで送信した認証パスワードを入力しないとサイト内に会員登録できないにしてる。    だから、SNS誹謗中傷した犯人はすぐに突き止められ、法で裁かれるようになった。
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