あとがき

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あとがき

「君とロマンスをしよう」本編が無事に完結いたしました。  連載期間約5ヶ月、総文字数285,000字。長い間お付き合いくださった読者さまに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。  ヒロインの麻紀もヒーローの巧も、前作「これは運命ですか?いいえ、ただの必然です」からの付き合いです。  このお話を書き始めたきっかけは、「巧はこれからどう幸せになるのか」を考えたことと、「久々に長いお話に挑戦したい!」と思ったことでした。 過去の経験から恋愛に臆病になり、これからもひとりで生きていくと信じて疑わなかったふたりが、一緒に生きていきたい、生きていこうと思えるようになり、時には立ち止まりながら成長していく過程のお話です。 あと、お仕事についてもがっつり書いてみたかった。どの作品にも、いつも裏テーマに「成長」があるのですが、巧に引っ張られて成長する麻紀のようす、うまく描けていたでしょうか。 ふたりの傍らで、もしかしたら一番成長した(?!)隆平の姿も。  ある程度のプロットを組み立てて書き始めたにも関わらず逸れる逸れる(笑)。「こんなはずでは!」と思いながらキャラクターたちの動向や気持ちを読み、軌道修正しつつ、の繰り返し。  数え切れないくらい多くの変更点があったものの、当初から思い描いていたゴールに辿り着けてほっとしています。終わりよければすべてよし、です。  ひとつの作品を書き終えたときはいつもそうなのですが、今回も「苦しかったけど楽しかった、書いてよかった」。このひと言に尽きます。  明日4/12から始まる番外編はちょっと肩の力を抜いて、ふたりの糖度高めな新婚生活を覗いてみたいと思います。  浮かれる巧の姿が今から目に見えるようです(笑)。ていうか、本編ラストページですでに浮かれてますよね……。  そんなに長くなる予定はないのですが、お砂糖マシマシで頑張ります。よろしければ引き続きお付き合いください。  麻紀と巧についてはもうひとつ書きたいエピソードが残っているのですが、実は作者が出産直前ということもあり、いつ実現できるかは未定です。  もし書き上げられた暁には、2つめの番外編として掲載させていただきますね。  最後になりますが、曲者同士の紆余曲折な恋愛模様を見守ってくださった読者さまに、もう一度感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 2021.4.11. 桜沢菜奈 拝
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