第一章

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第一章

ぽたぽたと、髪の毛の先から水滴が落ちてゆく。 小さくくしゃみをしながら高校をサボって今の家に帰り、学ランから黒のVネックに着替えてソファに寝転んだ。 学ランを洗うのすら面倒臭いので、明日は学校に行かないことが確定だ。 どうせ夜中には自然と目が覚める事が分かっているので、オレは迫り来る眠気に身を委ねて瞼を閉じることにした。
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