0人が本棚に入れています
本棚に追加
僕が中学生になる頃、ちずねぇは、大学受験があるって言って、おじいちゃんの家にはこなかった。
今年も、花火大会行きたかったのにな。
なんか、ちずねぇがいないとつまらない。
いつもと違う夏休み。
僕が暇そうにしてると、「せっかく海も近いし、一緒に、魚釣りでも行くか?」と、父が言ってきた。
そーいえば、父と二人で、魚釣りにいくの何年ぶりだろう。
「今日の夕食にするから、沢山つってきてね」と母が言った。
「まかせとけ」と威勢をはる父を見て、こういうのっていいなぁと思った。
父も母も、自分の家ではあまり、しゃべらないのに、おじいちゃんの家にくると人格が変わったかのように、しゃべってる。
最初のコメントを投稿しよう!