と・く・べ・つ5 つるぺったん(汗)×火の玉屋

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「俺は軽くないの!」 「あんまり腰重いのもよくないよ?僕はあの世でいつもハラハラしてるんだよ?後悔はないようにね。今年は薫蘭風ちゃんと宵宮まわろうよ?少しでもね」 「余計なこと言わない?」 「言わないさ。あくまで今生きてるのは瑠璃と薫蘭風ちゃんだからね。先祖は後押ししたいだけだからね」  恋愛に関してはご先祖は確かに有能なのだろう。だけど、男連中に嫌われていたらしいご先祖にはちょっとだけ不安になる。 「うふふ。余計なことはあちらでも言ってないから」  火の玉になるご先祖はあの世でも仲良しらしい。余計なことを言ってないから安心かな? 「まぁ瑠璃だけ知らないこともあるけどね」 「何それ?」 「教えなーい。さぁみんなで宵宮をまわろうよ。僕らにとっても一年一度の楽しみだからね」  火の玉の俺の肩に乗る。 「さぁ瑠璃、薫蘭風ちゃんを誘うのだ!」 つい吹き出す。みんなもそれぞれの火の玉とそれぞれの時間を過ごしている。ちょっとだけ勇気を出すかな? 「薫蘭風ちゃん、一緒に宵宮まわろうよ?」  火の玉が消えるまで一晩。まだまだ時間はあるから。 と・く・べ・つ5 おしまい♪
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