十一.上野東照宮 ぼたん苑

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十一.上野東照宮 ぼたん苑

 世界が揺れてその崩壊を示唆されても美しいものが見たい。  ーーーというわけで上野東照宮にやって来ました。お目当てはぼたん、牡丹。本当は行くのは明日の予定でしたが、明日は天気が悪いので急遽変更。マフラーも上着も要らないぐらい暖かいのに天気悪くなるなんて嘘だろと宣いたくなる春みたいな天気。  牡丹は本来春の花ですが、昔は「寒ぼたん」なる牡丹を新春の縁起物として利用していました。ただこれはその年の気候に大きく左右されるので本来の2割程度しか咲かないんだとか。上野東照宮ではそれを踏まえて藁屋根をつけたりして温度調整をさせつつ「冬ぼたん」なるぼたんを咲かせ、公開しています。 aa18ff53-4edf-47c6-9102-8f9b22bef786 ca20a0ee-2170-4cb1-804d-ed91a38c5e11  今日は暖かい陽気だったのでぼたんたちも心なしか嬉しそうで香りもとても芳しい。色も名前に有る「牡丹色」だけで無く、薔薇色、中紅色、真紅色、白色、月白色……同じ赤系統、紫系統、ピンク色系、白系統統でも少しずつ色が違って面白い。牡丹の花って豪奢ですよね。でもけばけばしくなくってまるで高貴な姫様のドレスや着物のような……写真を撮りながら昨日に続いて自由律俳句も読みまくりました。「異邦人の記憶https://estar.jp/novels/25763214」から読めますのでそちらも良かったらどーぞ!←宣伝  牡丹の花に限らず、全ての花に共通していますが、美しい花を見るとうちの看板ヒロイン源川清花を思い出します笑 清花の着物に牡丹を入れてあげたい。公募で清花とお相手浅野舜一郎がめでたく恋人になるまでの顛末を詳しく書いていますが、冬ぼたんの顛末を何処かで入れたいなと頭の片隅で考える千國響香でした。
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