響味津々！

十三．目黒川の桜

　公募を見送ることにして初めて身体が思っている以上にガチガチになっていることに気が付きました。考えてみればコロナコロナコロナ……で運動不足が甚だしい。早上がりの時はその帰りにプールで泳ぐのが日課だったのですが、コロナでそれが出来なくなってからはスクワットオンリー。うーん、今までのことを考えると不十分ですよね……

　というわけでここまで頑張った私を労おうと目黒川に桜を見に行きました。目黒川の桜は小説で使ったことはありますが(「恋愛七十二花」)、きちんと鑑賞するのは初めてです。昔、目黒で働いていましたが中目黒には縁が無かったんですよね。

　……花見は自粛じゃなかったのか！！？ と絶句したくなるほど混雑でした。そうだ、大学はもう春休みなんだということを忘れていました。大学生グループがスマホとテイクアウトの飲み物を手にしながら桜を愛でていました。子連れはあまりおらず、カップルが多かったですね。途中大行列があったのですが、それは最近テレビで紹介されたというフルーツサンドのお店でした。フルーツサンド好きなので惜しまれました。

　……上手くない写真ですみません。今が満開でとても綺麗でした。桜を見ると自然を愛でる、美しいものを美しいと思う、儚いものを愛しく優しく想う気持ちが蘇ってくるような気がします。

　今年の花見は歩きながらの鑑賞で忙しなかったですが、花を愛でる気持ちは同じ。レジャーシートとお弁当が無くても花見は楽しめるということに気が付きました。これも花見の新しい形となっていつしかスタンダードになれ、と思います。