十九.深大寺

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十九.深大寺

 神代植物公園の中にある深大門が出口でお寺に続いています。出て最初に思ったのが「お腹すいた!」だったので深大寺の名物だという蕎麦を食べました。蕎麦畑は無かったけど名産なのは変わりはない。  私はうどん主義なので(父と香川に行ってうどん食い倒れの旅をしたことがあるぐらいうどん大好き)蕎麦を滅多に食べないのですが、普段行かないところの名物が蕎麦と言われると食べる人間です。だってねー、名物って言われちゃあねぇ← 私が入ったのは空腹が凄かったので出てすぐの店でしたが、坂道降りて深大寺の本堂側にもお店がありました。しかもお洒落だった。  深大寺は733年開創のかなり歴史あるお寺でその白鳳仏は国宝だと言われています。混んでいたので入りませんでしたが……  あまりにも暑くて体力持って行かれたので50円(「がありますように」に「有りますように」で45円+5円=50円)で参拝し、後は散策。国蝶のオオムラサキを保護・飼育しているようでその幼虫が観られます。時期的にもうすぐ蛹になるようです。蝶々は家紋にされる一方で歌には殆ど読まれないという神秘的な一面が有ります。不思議だよね……不吉な面もあるからでしょうか。  歌といえば。短歌ではありませんが、ここで俳句を読んだ文人がいたようで看板が有りました。 094fe312-25e3-4af4-95f2-893b4521bded  高濱虚子です。「枯野」は秋の季語なので秋に詠まれたものだと分かります。明治33年だと師匠の正岡子規(1868-1902)が亡くなる2年前、また若い頃の句です。その隣にはブロンズ像があったのですが、その前に散々嫌いな自由律俳句を読んで来たこでそんな自分には撮られたくなかろうと思って撮りませんでした、許せ!← でも良いじゃん、好きなように俳句詠ませてよ!  虚子像の横対抗して自由で詠う  詠んでおいてあれですが、抗議されそうな歌だな……  遅い昼食に食べた蕎麦でお腹いっぱいになりましたが、暑さが甘くて冷たいものを求めたのでおやつに「ゲゲゲの鬼太郎」の店の隣にある梨とバニラのミックスソフトクリームを。かき氷はお腹を下すし、ソフトクリームぐらいがちょうど良い。 01ccd604-06c1-4885-8ec6-9aa3a66d070f  このクッキー食べたら目良くなりそう笑 梨が香り高くて美味しかったです。本当に美味しかったです。甘くて冷たいは正義。  帰りは歩いて三鷹駅まで行こうと思っていましたがそんな気力はもう残っていませんでした。……クーラーの効いたバスの中は最高でした←  
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