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二十八.旧岩崎邸庭園
家に籠る生活が続いた為、上野御徒町の旧岩崎邸庭園に行ってきました。昨日は晴れでしたが、今日は曇り。それもめちゃくちゃ寒い❄️ さする手が冷たかったです。
旧岩崎邸庭園の敷地は江戸時代は高田藩榊原家の中屋敷であり、明治時代は旧舞鶴藩主の牧野弼成が住んでいましたが、三菱を創業した岩崎弥太郎(1835-1885)が買い取り、和洋の屋敷を建てました。それが今日まで残っている館です。
岩崎家はこの屋敷を本邸として構え、この洋館を来賓客を迎える迎賓館としました。なんか横浜山手の西洋館らを彷彿させるデザインです。蛇足ですが角度がおかしいのは人や工事跡を映さないようにしたからです。
洋館の壁紙には高級壁紙と名高い金唐革紙が使われています。もう壁紙に金を使うところがなんか成金くさいのに←ちっとも下品じゃないんだから不思議だ! 着物の柄に良いかも知れん。ほら、留袖とか!
こちらは日本屋敷。岩崎家の普段の生活はこちらで行われ、結婚披露宴やひな祭り等々のお祝いはここで行われました。この日本屋敷は実は大部分が解体されましたが、実はこの日本屋敷の方が洋館よりも文化的価値が高かったとか……解体してから気付いても遅いんだよ!!
他にも当時の社交の嗜みだった撞球室(ビリヤード室)とか有りました。こちらは昭和時代に図書室に変身した為、台は有りませんでした。この撞球室に行くのにわざわざ地下道を使ったとか。なんでだよ。
ちなみにここは岩崎家の本邸ですが、実は都内に岩崎家別邸が5つも有り、現在はそれぞれ殿ヶ谷戸庭園、清澄庭園、六義園、国際文化会館、関東閣(非公開)と名前を変えて都民をはじめとする皆さんに親しまれています。やろうと思えば岩崎家巡りが出来ます。
出入り口の大銀杏。立派な風格です。こういう木に神様は座すのですよ、きっと。
見学後は上野ならではの喫茶店に入ろうと「ギャラン」に入りました。ケーキは美味しかったのですが喫煙可で喫煙家の楽園よろしく非常に煙たかったです。内装といい、J-POPが流れていたりと懐かしさは満載です。
終わりに……この真ん中に映る青い鳥は翡翠だと思いたいです。
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