15人が本棚に入れています
本棚に追加
三十.江ノ島探訪
今年もコロナの中お疲れ様! と労うために毎年恒例の温泉日帰り旅行にやって来ました。去年は箱根だったので今年は鎌倉。けれど鎌倉は飽きが来ていたので温泉の前に江ノ島を探索して生しらす丼を食べて新江ノ島水族館に入ろうと決めました。
江ノ島を渡る橋からの富士山。風が無くて暖かく、穏やかな天気でした。空の青と海の青が一緒で本当に自然は美しいと思いました。人間の美も自然界には敵いません。
2年前(いや4年前?)江ノ島をエスカレーターで登ってライトアップされた江ノ島サムエル・コッキング苑を観たのですが、今は明日の仕事に響くので見られません。なので代わりにもっと奥の稚児ヶ淵を目指すことに。その前に腹拵えの生しらす丼。入ってなかったら泣くところだった。
「かながわの景勝50選」にも選ばれた稚児ヶ淵は鎌倉相承院の稚児、白菊が建長寺広徳院の自休和尚との恋の為に身を投げ、自休自身もその後を追ったと言う悲しい伝説が残っています。この伝説は江戸時代には広く伝わっていて鶴屋南北(1775-1829)がこの伝説や清玄桜姫伝説を混じえて書いたのが歌舞伎の「桜姫東文章」です。そんな悲しい場所は現在は釣りと景色を楽しむ人がいっぱいです。初めて来ましたが、海風が気持ち良かったです。特に今日のような天気の良い日は最高です。
行きはよいよい、帰りは大変、を地で行く!? 徒歩で下山し、橋を渡って新江ノ島水族館へ。新江ノ島水族館は中学生の時に友達と初めて遠出した思い出の場所です。今はその友達とは疎遠になってしまいましたが、本当に懐かしい。クラゲが目玉なのでクラゲがいっぱいいます。
見ていると眠くなるし、癒されるしか無いのですが毒を持っているなんて……← クラゲって思わず触りたくなりません?笑 え、ならない?笑
個人的に癒されるのはチンアナゴとフウセンウオ。フウセンウオはTwitterで見かけて気になっていました。江ノ島生まれの江ノ島育ちのバリバリ江ノ島っ魚です。
……写真下手で御免なさいorz
水族館の後は長谷でケーキを食べ、いざ鎌倉唯一の温泉、稲村ヶ崎温泉へ!
夕焼けが綺麗な時間帯に行ったのでゆっくり沈むのを眺めて句を考えながら浸かりました。幸せでした。温泉はとろり、とした珈琲色をしています。色が付いているって温泉だとはっきり分かってより良いですよね。
また鎌倉駅に戻り、小町通りを歩きましたが、店の顔ぶれが変わっていて逆に興味深かったです。小町通りは苦手であまり近寄らないのですが再来年は行こうかな。また店変わっているかもしれませんが←鏑木清方美術館も有るし、鎌倉文学館も興味有る展示をやっているかも知れないし!
今年は美術館・博物館・企画展が14、文化・自然探索が8でした。1ヶ月に1箇所以上は必ずどっかに行っていたことになります。コロナコロナコロナ……の渦中にしてはなかなかです。2021年の「響味津々」はこれにて幕! 来年も色々な美術館や文化・自然施設を訪ねていきますので主観的にも程がある備忘録を楽しんで頂けたら幸いです(OvO)
最初のコメントを投稿しよう!