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三十三.映画「ナイル殺人事件」
まだ実家暮らしだった頃、映画鑑賞に凝っていた時期がありました。断続的には有りますが、長く続いたので親に「もうTOHOシネマズ会員になれよ」と言われるぐらい行っていました。
『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015)』『SHERLOCK 忌まわしき花嫁(2016)』、『美女と野獣(2017)』、『天国でまた会おう(2017)』、『アナと雪の女王 Part.2(2019)』、『ナイヴズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(2019)』、『ダウントン・アビー(2019)』……他にも色々観ました。もう枚挙にいとまがない。海外映画好きなんですよ。それに大好物アガサ・クリスティー原作となればもう行かないという選択肢は存在しません。
行ってきました、公開3日目の「ナイル殺人事件」ーーー!!! これを楽しみに血液検査後の私は生きていたようなものです← 思い当たる症状が多かったので結果が出るまでは出かける気にならなかったんです。異常無しだったけどお陰で光熱費が悲惨でした。外出で取り戻します。
「ナイル殺人事件」は「ナイルに死す」が原作で「外国旅行シリーズ」の名作と言われています。私も大好きです。読んだし、ピーター・ユスチノフ版も観ましたが本当に豪華です。今回は更に豪華になりました。すごいホテルも出るし。良いな、こんなクルージング船、金が有ってももう乗れませんよ……
ケネス・ブラナーといえばロックハート先生のイメージしか無かったのですが、前作『オリエント急行殺人事件』で心がノックアウトされました。……しかしこの人のポアロは立派なイケオジだ。ポアロはスーシェ版ポアロのように「ぷっ」と笑えるところがあるのが良いのにブラナー版は一挙一動がカッコ良すぎて心が射抜かれてしまう← 「ナイル殺人事件」も同じです。カッコいい。この人の潔癖は立派な紳士の「カッコいい」で有ります。
映画ですから原作とは違う設定に置き換えられ出てこないキャラもいるし、逆に原作のキャラを合体させた新しいキャラも登場します。……だけどそこまで変えて良いのか!?と途中目玉が飛びました。……その後のポアロの行動に泣けました。あのポアロが、あの潔癖なポアロが自分の、自分の〜……。゚(゚´Д`゚)゚。 今回のポアロは観客を泣かせにかかっています。あとこの作品って実はアクションものだった??
3作目、あるなら是非!! 期待したいです。次は何かな〜。また旅をさせるなら「メソポタミアの殺人」かそれに前代未聞のトリックを売るなら「白昼の悪魔」とか? いやいやロンドンに舞台を戻して英国に腰を据えるのもアリかも? 次は映画を観終わった後にパンフを買うと誓います。
『ウェストサイドストーリー』、『シラノ』、『ファンタスティック・ビースト』……観たい映画が多いのでTOHOシネマズの会員になろうか迷っていたところに偶然私を海外ドラマと海外映画沼に落とした『ダウントン・アビー』の2作目の映画公開が英国で控えていることを知りました。はい、会員決定〜。
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