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四十五.展覧会「岡本太郎」
古今東西の芸術家はおして名言を遺すものですが、日本で1番有名な名言は恐らく岡本太郎の「芸術は爆発だ!」ではないでしょうか。生で聞いたことのない自分ですら知っている←
そんなわけで展覧会「岡本太郎」です。お前、公募あるのに何してんだ、という感じですが1作書き上げたので束の間の気晴らしです。あと2作頑張ります。
閑話休題(ルビはTwitterから借用)
もうキャッチコピーからしてイカしていますが作品もイカしています。原色を大胆に使い、抽象的なモチーフに様々な感情から戦争、原爆といった反戦的なメッセージを込めました。
有名な「明日の神話」。神話というとなんか肯定的なイメージになりそうですが、原爆が炸裂したその後、惨劇を乗り越える人々の逞しさが「神話」です。
画面の右下が原爆、左下が第五福竜丸です。目玉は岡本太郎作品に沢山登場しますが目玉だけで人間であることを示唆させるのは流石です。
さて、岡本太郎は親もアバンギャルドですが、本人もアバンギャルドで一家でフランスに渡った後は英国にはいかず、1人残ってそこで活動を始めました。戦争が始まって日本に帰りましたが渡欧時の作品はほんの一部を除いて全部空襲で自宅と共に焼失しましたorz なのでその時期の作品についてはほとんど分かっていないんですよね。
岡本太郎ってブロンズ像もてがけたのか……岡本太郎は戦後縄文土器に惹かれて今までとは違う「日本の伝統」を見たと言います。私たちが目にすることが多い後期作品は呪術的なモチーフも見られると言います。なんかピンと来ない組み合わせですが、彼はメディアにも沢山出たし、色々な人物と交流があったので色々なところからインスピレーションを得たと思われます。
「にらめっこ」。岡本太郎といえば大きな眼だと思いますが彼にとって大きく眼を見開くことはコミュニケーションだったと思われます。
「夜」。太陽とは真反対の夜も彼にとっては重要なテーマでした。また具体的な人間が描かれているのが新鮮です。
超有名な「太陽の塔」。生で見た人はこれを見てどう思ったのでしょうか。大阪万博には当時の日本の人口半分以上が行ったというのは本当なんでしょうか?←某映画情報
秋も色濃くなりましたがこれ即ち冬がもうすぐそこまで来ているということです。現に立冬は過ぎているし、目の前のクリスマスツリーが綺麗です。今年は忌々しいコロナとインフルエンザがコンボを組むかも、といういやーな情報が……皆さんもお身体には気をつけて、元気にそれぞれの秋を楽しみましょう!
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