四十七.ポーラ美術館

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四十七.ポーラ美術館

 ……行けませんでした←  結局「星の王子様ミュージアム」前でバスに乗り、ポーラ美術館へ。そういえば閉館しちゃうんですよね……切ない……  ポーラ美術館はモネの『睡蓮』をはじめ19世紀〜20世紀前半の西洋絵画をコレクションしています。今回の企画展は「ピカソ 青の時代を超えて」。青、と聞くと空や海といった爽やかで明るい開放感をイメージしますがピカソは青に悲しさや貧しさを見出し、その色で貧しい人たちを描きました。青というよりは碧。緑がかっています。色彩は暗く、寒い、というよりかは寂寥感を抱きます。 88aa44c0-0b23-4833-94bf-eb275011219d  『海辺の母子像』。貧しくても悲しくても人は生きていかなければならず、手に持っている赤い花は命を体現しているようにもそれを賛美しているようにも見える。 ca30fd2c-892f-4e56-a925-500b67f4ffa6  右手にあるのがその作品を基に作られたドリンク。ブルーキュラソーと杏が爽やかで美味しかったです。 e3a79eee-c1cc-4add-be9e-9b8b9925707e  この子はピカソの長男パブロ。青の時代を経こんな絵も描く。なんて優しいタッチ。でもピカソって言われないとマジで分からないな。  美術館の外は森の遊歩道。道はきちんと整備されていて自然と同化するように作品が展示されています。ただ冬は天気が良くても寒過ぎてちょっとお勧めできないです……それ以外の季節だったらバードウォッチングも出来て大変楽しいと思います。 5a17dc82-c9c0-4f03-ae5a-b556a4cadb44  ところが肝心の豆腐料理は予約貸切されてしまい、入れませんでした(;_;) 3、4回行ってるけどこんなこと初めてだよ!! 泣いちゃう! でもとろろ蕎麦は美味しかったし、行きつけの温泉で親切にして貰えたから許す!!  バス酔いは酷く、豆腐料理は食べられない、とアクシデントに見舞われた日帰り旅行でした。しかし思いのほか疲れてしまったので次の年からは立ち寄り湯がある場所から極力動かない、とかに見直した方が良いかも知れない……と帰りの電車の中で考えて体力の衰えに切なくなりました。確かに今月は環境の変化を控えてかなり慌ただしいですがそれにしても疲れが取れるのが思いの外遅くなっていること気がつき、なんだか悄然となったのでした。しんみり。
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