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四十九.鎌倉文学館
大規模改修工事のため、今月27日から2027年まで長期休館に入るという話を聞いて鎌倉文学館にやって来ました。家を出た時は曇りでしたが鎌倉に着いた途端、日が出てきました。鎌倉は天気が良いが似合いますね。
鎌倉文学館は元は加賀百万石を誇った加賀前田家、旧前田侯爵の別荘でした。横浜にある異人館と同じ香りがします。……歴史は雲泥の差がありますが。
自分は横浜出身なので兼ねてから古い歴史を持つ鎌倉にはちょっとコンプレックスが有りましたが昨年の『鎌倉殿の十三人』が大盛り上がり、今回の展示で万葉集に『鎌倉』の2文字があると知って撃沈しましたorz 所詮横浜160年の歴史など赤子同然です……! 東京とはまた違うおしゃれな店もいっぱいあるし!←違う
追悼コーナーが有り、亡くなった永井路子の書籍や原稿を展示していました。『鎌倉殿』で知名度アップ!?した北条政子をはじめ、今年大活躍するであろうお市の方、細川ガラシャも書いたのでこれを照らし合わせて『どうする家康』を観たら別の見方が出来て面白いかも? (今のところ)家康像が全然狸じゃないところが好ましく、毎週楽しみに観ています。っていうか『鎌倉殿』、一話ごとに誰か暗殺されてませんでしたか……? 総集編だけでも伝わる怖さよ……
こちらは里見弴(1887〜1983)が愛した椿。まだ咲いているんですね。ぽとり、と落ちるところは見られませんでしたが句は詠めました。
毎年恒例「愛は言葉だ!」おみくじの1つに里見弴の『多情仏心』が有りました。大変共感出来ました。そして久米正雄(1891〜1952)の言葉は大失恋をした分大変説得力が有りました←
2027年ってずいぶん先ですよね。鎌倉に行く楽しみがしばらく減ってしまう……のは寂しいですが決まったものは仕方ないし、4年後どんな変貌を遂げるのかを楽しみに後にしたのでした。
屋敷をパシャリ撮ってお別れまたいつか
星燈
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