六.「和キルト×百段階段 2020 世界と未来へ」

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六.「和キルト×百段階段 2020 世界と未来へ」

 コロナコロナコロナ……の世の中であっても晴天の日は外に出たい。そんな願いを叶えるべく、目黒にやって来ました。目指すは「昭和の竜宮城」と謳われた目黒雅叙園。其処には唯一の木造建築であり、東京都指定有形文化財である「百段階段」が有り、定期的に行なっている企画展示が楽しみで時々足を運んでいるんです。九十九段の中に七つの部屋はどれも素敵な装飾と絵が描かれていて展示物が無くても見応えが有ります。天井や壁は鏑木清方等々……の著名な画家が絵を描いているんですよ。是非、上も向いてみてくださいね(OvO)  さて、今回のテーマは「和キルト」。パッチワークというと子どもの時に使っていた手提げ袋を思い出すのですが(私だけでしょうか……?)、どちらかと言うとハワイアンとかあっち方面じゃない? といったそんな偏見は展示物を見た瞬間に粉々に砕け散ります。  絨毯ぐらいの大きさに色鮮やかな古布や生地が敷き詰められて其処を走る糸が芸術という名前の世界を作り上げています。色も赤、青、黄色、緑、白……とあって一言に色といっても様々な表情と微妙な違いがあることを教えてくれます。四季や自然の美しさを謳ったり、家庭安全や子の安全を願うものを去ることながらコロナ終息、世界平和、また人種差別と環境破壊問題といった世界の問題を表してその終息を願う、現代風のメッセージ性の強い作品も多かったです。そういったものを見るとただ美しさを褒め称えるだけが畏れ多くてそっと首を垂れたくなります。凄いのはプロのキルト作家から趣味でやっているアマチュア作家も作品を出していること。凄い!  百段階段は七つの部屋に分けられていますが、最後の部屋はなんとつまみ細工の花のブーケがずらり。これは教室の生徒による作品ですがどれも可愛らしく、これで結婚式に出られたら最高だと思いました。着物ヒロイン、清花に持たせたいです。本気で。  なお、百段階段の展示物はフラッシュ無しなら撮影可能です。私も例に漏れず写真を撮ったのですが、アプリ版じゃないので写真を載せられず……アプリの容量をなんとかしてインストール出来たら載せますね! それはそれは本当にもう美しかったので!  百段階段の企画は毎回興味深いのでこれからも登場すると思います。いつか着物を着て参上するから見てろ、雅叙園! *追加 やっとアプリをダウンロード出来ました! 写真を一部載せます! d49f91c2-b921-4026-926d-d4030f2775ef 806761cb-3ad1-46ff-b206-ef6b737a4956 181bee2b-f788-4459-ab9e-d5304aa571d9 これ、みーんなキルトなんですよ!   
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