第五話 「涼香、絶体絶命のピンチ!」

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「どうするんだよ!?もしかしたら、あのガキ超金持ちの娘かもしれないぜ!」 「まさに棚からぼた餅とはこのことね!いいこと、絶対にこの依頼成功させるのよ!」 「分かったわ!頑張るわよ!菖蒲!!」 「おう!!」 緊急会議が終わると、三人は何食わぬ顔で元の場所に座った。 「とにかく、日和ちゃんの仔猫は絶対に私たちが探してみせるから安心して!」 「よろしくお願いします。」 こうして、涼香と菖蒲と伊吹は少女の依頼を受けることになった。 その後、すぐに捜索開始となった。 涼香と菖蒲の目には少女の顔が小判に見えていた。 「それで、その仔猫の名前は何ていうのかな?一体どこの森で迷子になったの?」 「猫の名前はミミ。迷子になったのはここからもう少し先の森の中なの。」 「随分厄介なところに迷い込んだわね~。」 「そこは心配ご無用だぜ!あたいに任せな!」 自信満々に言う菖蒲に、涼香と伊吹は不思議そうな顔をした。 「任せるって、何か策でもあるの?」 「ああ!今呼ぶから待ってな!」 涼香と伊吹は顔を見合わせた。 次の瞬間、 「ピィィィィ-―――――――――!!!!」 菖蒲は思い切り指笛を吹いた。 「一体何なの?」 涼香たちが混乱していると、次第に大きな足音が近づいてきた。 どっどっどっどっどっ!!! 足音は次第に大きくなっていく。 そして・・・。 「何なのよ、これは・・・?」
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