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一方、その頃万屋では、昌美が依頼人の女性と話をしていた。
「そういうことね。分かったわ。涼香たちが帰ったら早速知らせるわ。」
昌美は納得した様子で頷いた。
「よろしくお願いします。」
女性は昌美に目一杯頭を下げて言った。
「そんなに、頭を下げないで。」
「・・しかし・・。」
「そういえば、あなたのお名前まだ聞いてなかったわね?何ていうの?」
女性はまっすぐに昌美を見て答えた。
「水菜と申します。」
つづく
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