わが身をほどく風(自選12首 『歌集 草笛』改訂版より)

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してるのにしてないふりをしてゐてはしてゐることをしかと語れず (くさ)といふ文字を余白にあまた書き草原となす風の吹く日は 音たてぬ楽器のごとくねむりゐる君を毛布にくるむ朝明け
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