サラダがメインになった時

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「男の何を信じろって言うの? この世に信じられる男なんているの? あ~あなたの旦那様ね? えっ?息子も? それは親バカ! ってかもう男いいや!」 中学3年の私が聞いていた母の電話 こんな時は母は何にも出来なくなる 夕飯つくろっ! 私はお料理が大好きだから… 何にも苦と思わない 次の日の学校の帰り道 「桃?又家で何かあった?」 幼なじみの(れん)が学校の帰り道 私の顔を覗きこむ 仲のいい女友達にもきづかれないのに 何で廉は気づく? 「又男問題抱えてるみたいなんだ 昨日、廉のお母さんに電話で愚痴って いた」 「そっ!」 それだけの会話でも私は心の動きが止まる 落ち着く…
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