注がれる愛。

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「お味はいかがでしたか?……お客様?」    唇を離し、ヒロキが単調な声で聞いた。 「ごちそうさまでした」  満足そうに、にこりと頭を下げるトモヤに、 「いえ、いえ。どーいたしまして」  ヒロキは芝居がかった動きで、ぺこりと返した。 「おいしかったです」 「そっか。それなら良かった」  軽く笑い掛けると、ヒロキはおもむろにビールを口につけた。
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