初めての異世界転移(クラスメイト有リ)

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初めての異世界転移(クラスメイト有リ)

本日は新学期。うちの高校も春休み前の三年生が卒業した時とは打って変わって、新入生で賑やかになったところだ。今年からは最上級生となり、高校では卒業に向けた準備の始まり。始業式も終わりまあまあ緊張感がある中でチャイムもなり先生は来ないが初めの挨拶はしておこうと言う雰囲気になり、俺が規律と言った直後、突然床が光り輝いた。 いや、正しくは床に浮かび上がった魔法陣が光り輝いただな。そうだな…あれは今考えるとよく広告である、(まさ)しく王道の異世界転移等の初めだったな。 と、まあそんな事態になったら必然的に皆騒ぐ。とやかく言ってる俺もその一人だ。声は出さない。いや、出せなかったが正しいか。取り敢えず二年間クラス委員長を務めてきた俺がなんとなく責任感を感じてクラスメイトを廊下へ誘導し、あとは七、八人、と言う時。外から、おい行くな!とか言う声が聞こえ、 「いっけなーい!遅刻遅刻!」 とか緊張感のきのkも無い声聞こえてきた。丁度皆を避難させてるドアの向こう。そしてそこに、避難中のクラスメイトがぶつからなければ。俺は今頃、床で魔法陣が光りかがやくという異様な光景の教室から避難できてただろうな。 一層光を増す魔法陣から来ているであろう浮遊感が気持ち悪い。そんな中、俺は、廊下に殆どのクラスメイトが出てる異常事態の中教室に入ってきた馬鹿と、其れにぶつかって逃げそびれた哀れな生徒、そして始業式の中の着任式でこのクラスの担当という事が発表されていた先生が、馬鹿を止めようとして教室に入ってくるのを見ていることしかできなかった。我ながら不甲斐ないよ。そして徹夜した後の様な眠気に襲われ、抗えず俺は目を閉じた。
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