772人が本棚に入れています
本棚に追加
プシュ!
プシュ!
なんてプルタブを開けた音がした訳で。
和樹と一緒にビールを飲んでいるのは、遥さん。
「和馬」
髪を拭きながらながら、リビングに入って来た和馬の名を呼んだ和樹。
「俺はまだまだガキだ。
それに、世の中を知らない。
だから、これからもっともっと学ぶ。
世の中と言う世界を。
どんな事からも逃げない。
明日から学校にも行く。
そんで、高校にも行く。
自分自身に負けない。
こんな俺だけど、これからもよろしくお願いします」
遥さんの前に行き、そう言って頭を下げた和馬。
『頭を上げろ』と言ったのは、遥さん。
最初のコメントを投稿しよう!