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「あっ!恭平、それ俺の肉」 「和馬の肉は、そっち」 「あっ!それ、僕の」 「裕馬のもそっち」 そんなやり取りをしながら、全員で笑う。 「裕香、ビール取ってくれ」 「俺も」 「裕香ちゃん、俺のも」 「恭平は自分で取れ」 「母さん、俺が取るから食べてて」 何気にない日常の会話。 何もなかったかの様に、すき焼きを食べ、ビールを飲む。 そうやって過ごしてきた松尾家な訳で。 まぁ、俺は篠崎だけど。 でも、これが良いとこなんよね。 課題はあるけど一応、落ち着いた。と思う訳よ。
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