(3)

24/29
743人が本棚に入れています
本棚に追加
/332ページ
「俺と同じで、和馬の髪の色も瞳の色もシルバーだ。 俺がガキん頃は、気味が悪いと言われた事もある。 だから、和馬も同じ事を言われたはずだ」 俺の言葉を聞いて頷いた裕馬と驚いた顔をした裕香。 「裕馬が知らねぇところで泣いていたかもな。 親として、気づいてやれなかった事を悔やむ。 和馬は、裕馬より人の心の痛みが分かる奴だ。 だから、跡を継ぐと遥に言ったらしい。 遥から2発殴られたみてぇだが、裕香なら分かるはずだ。 遥が、今だ千賀隼人の事を引きずっている事を」
/332ページ

最初のコメントを投稿しよう!