Prologue

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「君山さん、ここの資料集めてもらっていい?」 「あ、うん。わかった」 「あと、そこのスペル間違ってるよ」 「え!ありがとう」 いつだって紳士で、やっぱり優しい。 私には彼氏がいるから、恋に落ちたりはしないが、それでも良い人だと思うくらいは、罪にはならないだろう。 第一、私は知っている。 前に話したときに彼は、顔を赤らめて言っていた。 _____『僕、気になってる人いるんだよね』
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