石の惑星

4/13
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「星輝さん」 そこにいたのは明澄さんだった。 明澄さんは女性にしては身長が高く僕より少し低い170Cm程度、スレンダーで髪形はショートカットでかわいい感じの女性だ。 「こんにちは!  迎えに来ていただいたんですか?  ありがとうございます!」 すると明澄さんが、 「はい!  これから星輝さんをまずは宿泊するホテルにご案内します。」 と笑顔で案内してくれた。 宇宙船ターミナルから高速鉄道に乗って1つ目のドームを出て2つ目のドームを経由して3つ目のドームで下車し、ここからは旅行会社が手配してくれた車でホテルまで案内してくれた。 高速鉄道がドーム間を渡る通路に入って見える窓の外の景色は、ごつごつとした石ばかりでとても殺風景な感じだった。 車は運転手がいない無人車で、あらかじめ発車する時間と場所、行き先を指定すると自動的に走行してくれるようだ。 車から見える窓の外のドーム内の景色は、近代的な建物が多く目をみはるものがあった。 車が到着してホテルに入ってホテルのボーイさんに部屋に案内してもらうと、その部屋は50階の最上階で窓から見える景色はなかなか見ごたえがあった。 部屋に荷物を置いて1階ロビーに行くと明澄さんが待っていてくれた。 「少しお部屋で休まなくて大丈夫ですか?」 明澄さんの気遣いに僕は、 「お気遣いありがとう!  宇宙船の中で十分休んだから大丈夫です。」 と答えると明澄さんが、 「では星輝さんはこちらでの滞在が長いので、今日はショッピングモールなどをご案内しようと思います。  観光地は明日以降、ご案内します。」 と言って、まずはホテルの近くにあるショッピングモールに案内してくれた。 ショッピングモールはとても広くて洋服、靴、雑貨、食料など、何でも揃っているようだった。 明澄さんがショッピングモールの中を歩きながら案内してくれた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!