石の惑星

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「今までにもこんなことはあったのですか?」 私が明澄さんに聞くと、 「ドームに隕石がぶつかることはあったと思いますが、ドームが破損したことは今回が初めてだと思います。」 と教えてくえれた。 2時間程待って高速鉄道に乗り込むことができて、明澄さんと僕は第3ドームに向かうことにした。 第3ドームで僕は明澄さんからホテルで待つように言われ、明澄さんは会社と連絡を取って状況を確認するという話だった。 僕はホテル内のレストランで食事をして、自分の部屋に戻って休憩することにした。 僕がベットの上でうとうとしているとホテルのフロントから明澄さんから電話が入っているから転送すると連絡が入った。 電話口に出たまま少し待つと明澄さんの声が聞こえてきた。 「第2ドームの事故は大事になっていて、第2ドームの惑星人が避難したら閉鎖するようです。  今日は申し訳ありませんが、他のお客様や社員と社員の家族の消息確認がありますので、ご案内はできそうにありません。  明日から石の惑星のご案内を再開させていただきたいと思います。」 明澄さんの話し方から大変な状況になっていると感じた僕は、 「僕のほうはいいですよ!  気になさらないでください。  明澄さんも無理をしないようにしてください。  それよりもこんな時ですから、社員の僕にできることがあったら手伝いますから、遠慮なく声をかけてください。」 と言葉を返した。 「ありがとうございます。  状況によっては、星輝さんにお手伝いいただくかもしれません。  その時は連絡します。」 と明澄さんは僕の提案を素直に受け入れてくれた。
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