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#2 革命(後半)
物語の主人公は「騎士」
国の勢力を高めるために、あらゆる街を訪れる。
街で仲間になった魔法使いと銃士と共に旅をしていると街が衰弱している事に気付いていく…
それを生み出してしまった国が間違ってると気づき
今まで大切にしてきた者を裏切る事になる。
「 守りたいものを守るために、
強くならなければいけない… 」
信じてきた者を裏切るならば、強くならなくては…
「 望めば手に入るものではない… 」
反逆罪で追われる身になってしまったが、
「 行動を起こさねば! 」
それでも、やらなきゃいけない…
誰もやらないのであれば…
私が国を変えよう、革命を起こそう!
……ハッと目が覚めると、病院のベッドだった…
さっきまで舞台に居たはず…
ドキッとして携帯を見る、…
良かった…
まだ学園祭は過ぎてない。
確か莉桜は…
そうだ、副部長と話してて…
ふと鏡に写る自分を見てショックだった。
まぶたが腫れて青くなってる…
痣だ…残りの日数で学園祭までに治るかな…
腕に巻かれた包帯が痛々しい。
手を動かしてみたが痛みはそこまで感じない。
「…莉…桜?」
ふと声がしてカーテンの隙間からチラッと覗いてくるお姉ちゃんに申し訳なく思うも安心してしまった。
「お姉ちゃん、ごめんね!」
というと、ギュッと手を握られた。
「私こそごめん」そう言って頭を下げられる。
「なんで謝るの?!…全然お姉ちゃんは悪くないよ?」
と言ったが首を横に振られた。
「…本当に心配した…」
凄く後悔したんだろうな…
思わず頭をポンポンなんて撫でちゃうと、
お姉ちゃんがびっくりしていた。
単純に嬉しかったんだけど変だったかな。
「莉桜…これ」
不意に私の台本を渡される。
良かった、どこかにいっていたらかなりショックだっただろうな…
「学園祭1週間前にリハーサルがあって、そこで莉桜が復帰しなかったらメンバーチェンジするらしいよ…もうやめてもいいんじゃない?」
心配そうに言われたが、後2日後の話なら大丈夫、
早く退院して動けるようにすれば良い。
「心配してくれてありがとう、莉桜は大丈夫だから…やるよ」
笑顔で答えると、お姉ちゃんは困ったように笑った。
「わかった、応援してるね」
それ以上何かを聞いてはこなかった。
お姉ちゃんはいつもそうやって接してくれるから
喧嘩はした事ないな…
優しくて莉桜は学校の仲で1番仲良しだって、
そう思ってる。
…
退院して数日…
やっぱり顔の腫れは引かなかった…
演劇部員以外立ち入り禁止
と書かれた扉を開ける。
ザワッとする体育館の中…
演劇部と久しぶりに会ったような感覚だ。
みんなが莉桜に注目していて緊張する。
「もう体は大丈夫なのかい??」
顧問の先生が訪ねてくれたので「はい」と元気よく言うと、周りがザワザワと何か喋ってるのが聞こえた…
居心地が悪いな…
「じゃあ、輝田さんの出番は最後のシーンね…衣装もあるからこれを着てね」
先生が女性型の騎士の衣装を渡してくれる。
頑張らなきゃ…
ふと、一緒にやるはずの魔法使い役の子と剣士役の子が衣装を着ていない事に気づいた。
思わず声をかける…
「遅くなってごめんね、今日は宜しく」
そう言ったが目を逸らされた。
「私達辞退するから…」
何かに怯えながらそう言った。
何となくだが想定内だったので…
「わかった、大丈夫…」と、それだけ言って舞台裏で着替え準備をした。
セリフを変えればいい…
最後のシーンは殆ど騎士だけが喋る。
魔法使いが倒れ、剣士も負傷する…
そんな中で自らが最後王様に手を下し殺してしまう
悲しいシーンだった…
実は、あまり好きな台本では無い。
残虐に終わる悲劇の物語…
部長が書いたものだ。
騎士アルドを主人公に魔法使いリエルと剣士ライアンの3人をメインにした話だった…
旅をしていくうちに3人の葛藤も生まれたり、
特に魔法使いリエルは騎士アルドに遠慮しがちな描写が多くある。
仲間を大切にするあまり、
最期は失敗して死んでしまうなんて悲しい話だった。
逆に騎士アルドは1人で何でも抱え込み、
やってのける強い誠心の持ち主で…
剣士ライアンにいたっては、あまり目立った心情がなく面白みにかけていた。
演じる人によって雰囲気が変わるキャラクターだろう…
最後の学園祭で、どうしてもやりたかったと…
そうやって持ってきたシナリオだったので、
卒業する三年生の思い出にみんなが賛同した。
…ふぅ… とひと息…
その瞬間、舞台の照明が落ちた…
大丈夫…できるよ…
信じなきゃ。
そう思った瞬間、莉桜の横に2人並ぶ。
…あれ?おかしい…
さっきはやらないって言ってなかった?
バッと照明がつくと、
魔法使いと剣士 …
「お姉ちゃん?…と…」
あまりにイメージが違い過ぎて、
びっくりしたが…
「春輝…先輩…?」
サングラスが無いからかな?
それとも金髪だし…髪色が違うから?
ウイッグかな??
酷く戸惑ってる私に「助けに来たから堂々と演じてみ?」とにっこりいつものように笑って声をかけてくれてやっと確信した。
やれるよ、莉桜は…今まで頑張ってきたんだ…そう言い聞かせ舞台に走り出す。
「ッ!…はぁぁぁあ!!!」
最後のシーンはまず…王様に向かって騎士アルドが槍を向ける…その間に割って入り魔法使いリエルが立ちはだかる。
「もう、やめて!!!」
ちゃんと、お姉ちゃんが間に入ってくる。
演技できたんだ…?
こんなお姉ちゃんを見るのは、はじめてで
緊張していたけど、凄く楽しい。
「何故だ!何故立ちはだかる!?やっとここまで来たんだ!!!」
莉桜の言葉に会場が張り詰めるのを感じ、
良い緊張感が生まれた。
静寂の中、お姉ちゃんは口を開いた。
「ずっと言いたかったことがある…」
あれ?台詞が違う…
確か「私が何とかするから」って魔法使いリエルが王様に交渉を求めるシーンのはず…?
次の言葉に耳を傾けよう…
「相談して欲しかった…そんなボロボロになるまで、1人で戦って…そんなこと誰も望んで無いわ!!!」
…えっ?…王様にでは無い…?
これって…いやまさかね…
魔法使いの気持ちをアドリブで言ってるだけだよね?
「リエルに私の気持ちがわかるのか!!?…ここまで来て、王の味方をするのか!?」
仕方ない、私もアドリブだ…
大丈夫…ちゃんと騎士アルドの気持ちになってる。
「本当は気付いてたよ?…1人で王にハメられて閉じ込められた、あの日から…知っていたのに…私は嫌われるのが嫌で声がかけられなかった…本当にごめん…友達失格だよね…」
「え?」
思わず涙目になるお姉ちゃんを見て、
演技なのか現実なのか胸が苦しくなっていく。
そんなシーンは物語には無かったけど、
現実に起きた莉桜の事そのままだ…
「失格なんて…」
いけない、自分の感情が引っ張られそう…
役にならなきゃ…
その瞬間、お姉ちゃんが王の前に向き直った。
「お前は、自分の欲だけのために全員を味方につけて、たった1人アルドだけを追放した!!!裏でどんな手を使っているか知らないけど、ただの卑怯者よ!!!」
すると急に、王が魔法使いリエル…
お姉ちゃんを突き飛ばし更には蹴りまで入れた。
「リエル!!!」
おかしい、王様って?…
パッと見上げると、
副部長だと気づく…なん…で…
王が手を上げた瞬間、
ガゴンッと音がした。
嘘…でしょ…
天井から…何かが落ち…
思わずお姉ちゃんを抱きしめたまま目を瞑ってしまい、ガッシャンッという音だけが響くのと、
生徒の悲鳴がしてハッとした…
…痛く…ない?
目を開けると目の前に春輝先輩がいた。
その横に照明が落ちてる…
まって…
春輝先輩の腕から…
血が出て…
ポタリと垂れる血にゾッとした。
嫌……
莉桜のせい?
「何から何まで卑怯って言葉が似合う王様だな」
剣を王に向け、春輝先輩が言う。
「お前…」
悔しそうな副部長の声がした。
「ここにいる全員に告げる!!!!」
急に春輝先輩…
いや…剣士ライアンが舞台の中央で剣を掲げた。
「王が今まで何をしてきたか、今ここで声を上げるチャンスをやる!!!勇気あるものは声にしろ!!!変わろうとしなければ被害は拡大し、次はお前達の番かもしれないぞ…変わるなら今だ!!!!!!」
その瞬間、世界が止まったかのような静寂が訪れた…
が…
「王は…やりすぎてしまった…本当に申し訳ない!!!!!」
静寂を壊したのは部長だった。
それに続けて、他の部員が声を上げた…
「ごめんなさい、王様に言われたんです…従わなきゃ次は私を除け者にすると!」
「私も言われました!」
「俺は手伝えば今回の舞台で役をもらえるって!」
「俺なんて輝田と変わって主役もらえるからとか言われたぞ?」
「照明を落としてごめんなさい…やらないと虐められると思って」
次々に舞台袖や観客席から声がする。
「…一体どういうことなんだい?」
先生はいまだに混乱しているようだが、
やっとみんなの声を聞いて頷いていた…
「黙れ!!!私は悪くない!!!従ったのはお前達だろう!!!」
思わず王様の服を脱ぎ捨てた副部長が怒りだす。
「往生際が悪いよね…」
「そもそもお前が!!!!」
そういって、副部長が春輝先輩に向かって手を出そうとすると、いとも簡単に掴まれ、
蹴りを入れるつもりだったのだろうが即座に床に転がされた。
早い…でも女性だからか優しく受け流している。
剣を副部長に突き立てて言った。
「もう、お前の味方は居ない…残念だったな」
すると副部長が泣き出した。
吃逆を繰り返してごめんなさいごめんなさいと何回も言っていた。
春輝先輩が剣を放り投げ、舞台に転がし…
副部長の肩に手を置く。
「泣くな、泣いても何も解決はしない…顔を上げて、ちゃんと本人に謝れよ…お前の思いをちゃんとぶつければいい…やり方を間違えただけだろ?それだけ学園祭への想いが強かったんだろ?…まだ間に合うから、お前も本音でぶつかれ」
そう言われ、副部長が立ち上がって頷いた。
莉桜の前にくると急に土下座をされる。
「羨ましかったの!!!輝田さんは、みんなからも褒められて…1年生の癖に生意気だって…嫉妬してて…こんな風にしてしまって…御免なさい!!」
「副部長…」
私がどう声をかけるか迷ってると急に春輝先輩がカンカンッと拾い上げた剣を床に叩きつけた。
「さぁ、騎士アルドよ…今日から君が王だ!!!王様への処罰はどうするんだ?」
にっこりと微笑んで剣士ライアン言った。
それは…一瞬悩んだが莉桜なら…
「……王は変えない!!!私は騎士のままでいい…だが、今日からは王と国民と全ての者と手を取り合って生きていく!!!
…ありがとうライアン…そして心配をかけてすまなかったリエル!!!」
横で嬉しそうにお姉ちゃん…リエルが微笑んだ。
そう言った瞬間…
客席にいた全員が拍手をしてくれた。
凄く心地が良い…
「じゃあこれで、俺たちは行こうかリエル」
「そうね」
そう言って2人はいきなり走り出す。
えっ?!
「ま、まっ…」
私の声よりも2人が居なくなるのが早くて唖然とした…それは、ほんの一瞬だった。
「良い友達を持ってますね」
副部長がそういって微笑んだ。
「はい」
とひとこと言って幕は降りる。
本当にそう思う…
まだちゃんと、お姉ちゃんに話せてない。
春輝先輩にお礼が言えてない。
部員内で話題になったこの事件で、
シナリオの内容も変更になった。
最後のシーンを大幅に変えたんだ。
魔法使いリエルの止めに入るシーンの言葉、
やっと騎士アルドに思いを伝える。
騎士アルドは王様を殺さずに手を取り合う。
観客の人も一緒に演技ができるように剣士ライアンによる台詞で王様への反抗を言えるような、
観客も楽しめるような舞台に変えた。
部員達が、春輝先輩やお姉ちゃんに是非会いたいと言っていたが2人とも来てくれなかった。
演劇部も驚くくらいに、
良い演技だったから自信持ってくれたらいいのに。
そんな風に考えていた…
2人とも本当にかっこよかったなぁ…
学園祭間近やっとお姉ちゃんと話す時間が出来たので、放課後スタバに向かう。
「お姉ちゃん!!!忙しくて全然話せなかったから本当に今日はありがとう…」
スタバで待ち合わせしていたので、ダッシュしてきて隣に座った。
「いいよ、演劇部力入れてるもんね」
「お姉ちゃんと春輝先輩のおかげだよ!」
私が明るい声で言ったが、お姉ちゃんは苦笑いしていた…どうして?
「あの…あのときの魔法使いリエルの言葉って…」
と私が言おうとすると、
「忘れて忘れて!なんか、春輝に言われたらつい…舞台に立った瞬間気持ちがね…溢れちゃって」
「春輝先輩に…何を言われたの?」
凄く気になってしまって、じっとお姉ちゃんを見つめていると、いいたくなさそうだったが渋々口を開いてくれた。
「私と莉桜が仲良くないんじゃないかって…」
「まさか…」
でも、そっか…遠慮はしていたかもしれない。
心配かけさせたくないって思って…
「ごめんね、相談出来なくて…これからは、ちゃんとするから」
「いいよ…私も、もうちょっと莉桜に言いたいこと言うようにするから」
「うん!絶対嫌いにならないからね?」
お姉ちゃんの不安が嫌われるかもっていうのがあったからだと知って、それだけは言いたかった。
「春輝って不思議だよね…」
お姉ちゃんがスタバのジュースを混ぜながら言った…もしかして…
「え?お姉ちゃん好きになったりとかしちゃった?」
私が恐る恐る聞くと、お姉ちゃんは笑い出した。
「無い!無い!そんな訳ないよ」
「よかった〜」
…あれ?思わず出た言葉だったがなんでそんなこと気にしてるんだろう。
自分で不思議そうな顔をしちゃったせいか、お姉ちゃんがにっこり笑って。
「莉桜が好きだったりして」
なんて意地悪気味に言われ、ドキッとする。
何これ、なんか熱い…
いや…春輝先輩はあくまで私を助けてくれるヒーローなだけだし。
多分、千雪先輩と付き合ってるだろうし…
「違うよ」と声にしたのに、なんか引っかかる。
そんな話からモヤモヤとしたまま、
学園祭当日が来てしまった。
あれから春輝先輩を探しても何処にも姿が無くて、
莉桜も忙しいから仕方ないけど悔しいなぁと思っていた…
見に来て欲しいんだ…
舞台を…
頑張ってきたものを1番に見て欲しい人だった。
顔には未だ青痣が残り、
どうやってカバーしようか学園祭当日の
メイク台の前で悩んでいた。
はぁ…
ため息だけが漏れた。
「せっかくの晴れ舞台に、なんでそんな落ち込んでるの〜?」
なんて聞き覚えのある声に、
私はドキッとした…嘘でしょ??
「春輝…先輩?!」
思わず椅子から立ちあがり後ろを振り向く。
「お疲れ、やっぱり消えてないんだね〜」
急に顔に手を添えられドキドキしてしまう。
今この部屋に2人っきりだし、しない人はいないでしょう!?
「どうしたの〜?」
「な、なんでもないです!」
思わず目を逸らしてしまう。
あれ、こんなにいつも緊張してたかな?
「座って座って、カバーしてあげるから」
「はい?」
「目瞑って…」
無理!!!!!!
思わず拒否してしまいたくなる状況に心臓がうるさくなっていく。
違うの!別にそういう意味がある訳じゃなくて……
あ!!!
莉桜は大事なことを忘れていたことに気付いて、
口を開く。
「あの、ありがとうございました…」
「何のこと?」
はぐらかすように言われ、反論したかったが、
目蓋に筆が乗せられ丁寧になぞられていき…
耐えられない…
絵を描く人だからかな?凄く丁寧な描き方をされて大事にされてるみたいだ。
恥ずかしい。
静かな時間で心臓の音だけが聞こえる気がする…なんか心地が良い…
「終わったよ」
と言われてハッと目を開けると…
近い!春輝先輩…近いし…!!!
サングラスつけてくださいなんて言いたくなってしまった…剣士ライアンを不意に思い出してしまう。
春輝先輩が演じて、ライアンはしっかりしたキャラ作りがなされ莉桜も好きなキャラになったし、
春輝先輩みたいなカッコ良さがあるから…
またライアン演じて欲しいなぁ…
写真を撮れなかった事まで図々しくも悔いていた。
背が高いから衣装映えがするのかも。
「じゃあね、応援してる〜頑張って」
そう言って飴を差し出される。
とっさに受け取り、もう行ってしまうのかと、
焦って服の袖を掴んだ。
「あ、あの!」
と呼び止めるも何を話せば…!?
そう、なんだっけ…聞きたいことがあって…
「華……千雪先輩と付き合ってるんですか?!!?!?」
…あれ?それじゃない!
聞くつもりじゃなかったのに、
なんで莉桜聞いちゃってるの?!
自分の行動と言葉に矛盾ばかりが生じてぐるぐるとしてくる。
「よく聞かれんだけど、付き合ってないよー?」
そう言われ、どっかでホッとしていた。
どっちでも良かったんだけど。
どっちでも良くなかったの…かな…?
「そうですか…」
「変な心配しなくていいよ、俺いろんな女の子と遊んでるから勘違いしちゃうよね?ごめんね?」
莉桜が気を使ったのかと思ったのか、
そう言ってきたので「変なこと聞いてごめんなさい」とだけ謝ると不思議そうにこっちを見てきたので、もう行っていいよなんて、
さっきとは違う気持ちになっていた。
恥ずかしい。
1人になりたい。
「あ、あと、舞台!見にきて欲しいです!」
やっと言いたかった言葉が出た。
「うん、行けたら行く」
そう言って手を振りメイク室から去っていった。
鏡を見ると綺麗に痣がカバーされてる…
舞台用のメイク道具とかかな?
じっと顔を見てると、さっきのことを思い返して耳が熱くなる。
だから違うんだってば!
今は演技に集中しなきゃ…
出番が来て、舞台に立つと、
春輝先輩がいるのがわかって、
気持ちが引き締まる。
見ていてください!
莉桜だって、主役としてスポットライトを浴びて
輝けるんだ…
春輝先輩みたいに、輝きたい…
「 守りたいものを守るために、
強くならなければいけない… 」
「 望めば手に入るものではない… 」
「 行動を起こさねば! 」
冒頭の台詞を舞台に向かって叫ぶ…
行動しなければ、
言葉にしなければ、
何も始まらないよね…
きっかけは自分で作っていける、
自分を信じて、
前に進もう…
しっかり、伝えていくんだ。
莉桜の想いを。
END
……
どうも皆様、こんにちは!
学園祭の真っ只中にストーリー上がりましたね、莉桜ちゃんのお話でした!
あ、、、どうも、神条めばるです…
今回は玲ちゃんも一緒に登場!!!
喧嘩じゃ無いよ!!
今回の話は不穏なところはあったけど、
全然喧嘩とかでは、ありません。
可愛い話です。
莉桜ちゃんのイメージ、
初回コーヤンの話を書いたりするときは、
実は全然掴めませんでした。笑
…これでシナリオ書くの大丈夫かな?
って必死にツイートを見に行った記憶があります、、、(
可愛すぎて私の世界にうまいこと溶け込んでくれないんじゃないかって心配しましたが、
なんと…
莉桜ちゃんの中の人がある日、秘蔵の???シナリオを見せてくれて…
なるほど!!!天然で可愛くて真っ直ぐな感じね…まって、乙女ゲームのヒロインとか少女漫画の主人公みたいじゃん。
好きなやつだ!ってなったので、
今回の話は大変サクサク進みました!!
莉桜ちゃん好き。
真逆に玲ちゃんは、あまり話した事なかったから、試行錯誤するも…
こういう女子って春輝的には話やすくって有難い系では…!?
って、なりました。
下手すれば仲悪くなるけど、
仲良い時はすんなり話せる感じ。
悠李ちゃんとかに近いかな。
さてさて、
この話を作るにあたり、“学園祭”を絡めて考えたので突発的にシナリオの中でシナリオを演じるような感じにしたのですが。
楽しかった!
春輝が元々本当の自分を隠すようなタイプだし、いっそ役者っぽい事させるのは有りだなって思いまして。
中の人が、そう言うこと自体好きなので反映され過ぎてしまった。笑
なんか、こう言う日常に溶けた感じのシナリオ久しぶりで戦わない春輝もありだなーってなりました。
ヤンキー設定どうした?ってなるけど、
無理に首を突っ込まなきゃ平凡なはずの人間だしなぁ。
派手な格好してるのも、
嫌いな自分隠していると言うのがある。
…そう言う未来もいいなぁと、
最近は思ってます。笑
…ふふ、さてどう転ぶのか、…
こういう細かい部分がこれからのシナリオに響いてきたりするので、
あ!この言葉…あの時のかな?
とか感じてもらえたら嬉しいです。
語りたい事は山ほどなんだけど、
ここまでで我慢しておこう。
またいつか語ることがあると思うので、
お楽しみにーーー!
ではまた。
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