序章

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うわっ! 「隣の部屋が見えたかな? 見えたよね。そこにいるのは宇宙人です... あっ!心配は要らないですよ。マジックミラーになっているので彼からは貴方は見えませんから」 いやてか、宇宙人!? 明らかにズルズルにハゲ散らかした髭の濃い40代台後半ぐらいのおっさんやけど... ヨッレヨレのTシャツ来て、短パン履いて。 「この宇宙人... いや、もう呼びづらいのでおっさんとしましょう。このおっさんを30日間観察し、毎日報告するだけの単純作業。 ただし片時も目を離さずに観察して下さい。さもないと貴方の首元のネックレス。まー爆弾なんですが...」 ば、ば、ば、爆弾!? 「それが爆発しますので、ご注意を... 目を反らすとネックレス横のセンサーが点滅し始めて段々速くなり、大体5分程度で爆発します」 話が急すぎてついていけないんスけど... 「とにかくテーブルのノートとペンを持った方が身のためですよ」 慌てて男はテーブルへ向かう。
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