役起たずから卒業

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「いいわよ、付き合っても」 「本当? 」  結沙は嬉しくてまたギュッと、リラを抱きしめた。 「ええ。その代わり、私の事抱いてくれたら付き合うわ」 「え? …」  驚いた顔をした結沙だが、すぐさま満面の笑みを浮かべた。 「うん、いいよ」    ん? と、ちょっと意外そうな目をしたリラ。  そっと体を離して、結沙はリラを見つめた。  結沙に見つめられると、リラはドキッとした。  結沙の目はとても透き通る瞳をしている。  モテそうなイケメンなのに、なんだか純粋な青年のような感じがして。  見ていると胸がキュンと鳴るのを感じた。 「綺麗な目をしているね。瞳の色、青なんだ」  そう言われると、リラはスッと視線を落とした。 「母が…ハーフだったんです」 「え? そうなんだ。だから、ちょっと違う感じがしたんだ」  結沙はニコッと笑った。 「キス…してもいい? 」 「え? いちいち聞くの? 」 「えっと…聞かないのかな。…」  はぁ? と、リラはちょっと呆れたような目をした。 「もしかして童貞なの? 」 「あ、いや…そうじゃなくて…。まぁ、童貞なのは変わりないけど・・・」 「じゃあ、何も知らないんだ」 「そうじゃなくて、俺は相手の人がしてほしい事してあげたいから」 「ふーん」    ドサッと、リラは結沙を押し倒した。 「え? …」  押し倒され、結沙はびっくりした。  リラはサッとブラウスを脱いだ。 「わぁ…白っ…」  ブラウスを脱いだリラは、雪のように白い肌で透明感がありとても綺麗。  結沙は初めて見る白い肌に、見惚れていた。 「何してんの? 早く服脱いでよ」  言われて結沙は服を脱ぎ始めた。
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