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「そうなれば気持ちに余裕が出てくる。自信がにじみ出た態度になれる。そして話す内容も自然と出てくる」
「はー、すごいですね。そこまで考えたことなかったです」
「早い話が受け身になっちゃダメってことだね。いや、ダメじゃないけどよくもない」
「目からウロコ過ぎてもうなんとも」
「ま、本当かどうかはわからないけど」
「え！ここまできてそれですか」
「そりゃそうだ。正解なんてないだろう。あくまでも僕はそう思うってだけの話」
「まぁそうですね。それに、聞く限りでは確かにその通りだなって思います」
「結局はそこでしょ。世間一般から評価されるかどうかじゃなくて、自分的にしっくりくるかこないか」
「でもそれじゃ、会社的にしっくりこなければ受からなくなりません？」
「そんな会社に入りたいかい？」
「……できれば避けたいですね」
「でしょ？そんな会社ならこっちだって願い下げだって。就活生にだって会社を選ぶ権利はあるんだから」
「そういう意味でも受け身はダメですね。それに、きっと今の面接術でどこにも受け入れられないとは思えないし」
「そんな世の中であってほしいよね。まぁ、大丈夫でしょ。で、またかなり横道にそれちゃったけど」
「ごめんなさい、脱線する前って何の話でしたっけ」
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