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 あたいの名は綺羅。いや、そんなことはどうでもいい。今、問題なのはこの家の長男である。 「くちぇ! うわくっちぇ、うわくっちぇ」  三番目の子の長女があたいの気持ちを代弁する。 「あっはっは! そんなに臭かったか」  笑いごとではないのである。この男、あろうことかレディであるあたいの顔面に屁をこきやがったのである。  殺す。いつか殺してやる。あたいの奴隷の分際でよくも。次やったら殺してやるのである。
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