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 あたいの名は綺羅。・・・もう、自己紹介は必要ないか。そう、あたいがこの物語の主人k「いやっほー!彼女と海デートヤッホー」我が家の長男はうるさいのである。 「じゃあ、行ってくるねー綺羅」  あたい一匹を置いてデートに行こうとする長男。おまえ、今日一日留守番ではなかったのか?  まぁ、いい。あいつがいなければ、あたいは自由の身。あたいだって、たまには一匹になりたいときもある。  まずは、あたいの下僕である長男のベッドを調べようと、あたいは部屋に侵入した。  ・・・・・・・くちゃい。  なんだ、なんだこの臭いは! オナラか? 奴のオナラが漂っているのか?  誰か! ファブリーズ!  叫びながら、あたいは、この部屋を出た。シーツの、茶色い染みを視界にやりながら。  
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