0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
水遊び
ぱしゃ、ぱしゃん。
見慣れた自分の足の隣で、見慣れない細い足が水を蹴る。
ぱしゃん、ぱしゃん。
白くてきれいな素肌がまぶしくて、なにか見てはいけないものを目にしている気がして、目をそらす。
制服でもなくて、靴下も履いてない。たったそれだけでも、十分刺激が強かった。
「気持ちいいね」
冷たい。なんて、にこにこしながら、涼を楽しんでいる。
「そうだな」
応えて、心地よさにひたるふりをして口を閉じる。
体が熱をもち過ぎて、自分の足元だけ温くなっている気がした。
最初のコメントを投稿しよう!