童話魔改造

【無限ループ】桃太郎

　昔、昔。お爺さんとお婆さんがいました。
　お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんが川洗濯に　行きました。
　お婆さんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ。どんぶらこ、と、向こうから大きくて、すごく重そうな桃が流れてきました。
　お婆さんは
「あれを持って帰ったらお爺さんは喜ぶだろうけど、腰を痛めるからやめとこう！」

　Take 2

　お婆さんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ。どんぶらこ、と、向こうから大きくて、すごく重そうな桃が流れてきました。
　お婆さんは
「非科学的にも程があると思うんですよね」
と、言いました。

　Take 3

　お婆さんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ。どんぶらこ、と、向こうから大きくて、すごく重そうな桃が流れてきました。
　お婆さんは
「あれを持って帰ったらお爺さんは喜ぶから持って帰ろう！」

　帰宅後

　お爺さんは桃を見た第一声は
「なんじゃこのドでかい桃!?」
でした。
　お婆さんは川で起きたことを話しました。
「切ってみましょう！」

　お婆さんが桃を切ると、なんと、その中にはまた桃が入っていました。
　どれだけ切っても桃が出てきます。

　お爺さんとお婆さんはずっと桃を切っていたそうです。