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妖怪と友達.(出逢前編)
AIVI○株式会社での実話
「朝礼」
昨日は、
自分を良い状態に戻ため、
陀羅尼
を徹夜で,
祈願していたのに
よい状態どころか,
半分眠りながら立っていた。
「今日から皆さんと,
一緒に働くことになった」
「新入社員の岡田君です」
「岡田君一言どうぞ」
「岡田です」
「宜しく」
眠りの中に、
死神が過る、
凄まじい妖気が、
身体を奔る、
眠気が一瞬で,
吹っ飛び、
全身に,
鳥肌がたった。
「山崎さん、今日は,
新人と廻てください」
新人・・・
「岡田です」
「今日から宜しくお願いします」
ニッコリ笑顔のつもりかよ、
口から牙が覗いている。
目が人間の目玉じゃないし、
靈龜か黄龍か、
世間に、
出てきたら、
だめな奴じゃん。
「こちらこそ宜しく頼むね」
「二人で荷物を、
決まった会社に、
降ろしてくるだけの、
簡単な仕事だから」
優しい俺。
「ふふふ」
「普通の人間として見様」
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