絵日記に書けない

　夏休みがあと三日ほどで終わろうとしています。私はリビングのカーペットの上で、伸びていました。理由は暑いから。嘘です。外は暑いのですが、リビングはクーラーが効いていて十分涼しさでした。理由はそこではありません。
　夏休みの宿題の絵日記が埋まらないのです。絵日記は、真っ白ではありません。数ページは埋まっています。今日早起きして、頑張って埋めたのです。しかしもうそろそろ書くことが無くなりつつありました。炎天下の下にいたわけでも、走り回ったわけでもないのに、疲れていました。
　私は絵を描くのも文章を書くのもわりと得意です。でも絵日記は苦手なのです。
「夏休みの宿題の絵日記」というのは、書いていいことと悪いことがあることをわかっていたからです。私ももう六年生ですからね。