48人が本棚に入れています
本棚に追加
第3話 いきなり幽霊物件に調査!?
晴高の運転する社用車のセダンに乗って連れてこられたのは、練馬区にある二階建ての賃貸マンション。いわゆる、ハイツとかコーポなどと呼ばれるタイプのアパートだった。
築年数は十年ほど。新しくもないが、そんなに古いわけでもない。実際、外から外観を見た限りでは、取り立てて不気味な感じや嫌な印象は受けなかった。
今回の調査対象になっているのは、二階にある202号室。
階段をのぼってその部屋の前まで来ると、『202』という表示のある部屋の前で三人は立ち止まった。
そう。三人なのだ。
晴高と千夏と、そして。
最初のコメントを投稿しよう!