『 醒めない夢』  

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6-2 ☑ 当初は毎日必ず1度はメールでのやりとりがあったけれど 今では1週間に2~3度の頻度になっていた。  私もどっちかというとめんどくさがりやでその上乳飲み子を 抱えてもいたので、却って助かってたくらいなんだけど……  行く前も行ってからも言葉の合間あいまで寂しいという 言葉を聞いていたので、何がどうってことでもないのかも しれないけれど…… 何か、ひっかかりを……返信メールから感じた。  だって、わたし今ちょうど仕事してないんだよ?  娘だって当分幼稚園や小学校まで家で自由にいられる身 なんだよ?  私が行きたくないって話しなら別だけど、夫からして 来なくていいよぉ……ってどういうこと?  2~3年って、、ちょっ、、あなた、、私や娘の事は全然 恋しくないってことなの?  なにか夫と自分との温度差に、私の心の中にひやりとしたものが 生まれた。  そして私は決めた。  やんわりとではあるが、来なくていいと言っているのだ。  押しかけて行くこともできまい。  しかし、数日間という日程で夫の新しい住処、職場を見に行くことは 妻としては当然のこと、ううん権利があると思う。  私は娘を母に預け、一抹の不安を抱えつつ夫の住む国へと 向かうことにした。
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