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いろり端
のっぺらぼうが札切れば
渋る閻魔が髭を擦った
天を突く角は
草食む獣らの誇りと語る鬼の
おひたし
皿小鉢 俺から喰えと付喪神
箸を追いかけ 膝掛け上がる
お膳はまるで精進料理のように、色彩豊かで生臭物が見当たりません。兄は目で、私は舌でいただきました。
2人きりの食事など何年ぶりでしょう。いつまでも、思い出話は尽きません。
この僅かな時間を、幸せと呼びたく思います。
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