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茶色い。やっぱり茶色い馬体です。
馬体が茶色いのだからチャイロイアイツと呼ぶのは結果オーライですね。それにしても、額に可愛らしい流星があります。
これは成長した時に、一番の特徴になるでしょう。流星と言っても顔の中腹くらいまでしか伸びていませんが流星は流星です。流星ということにしておいてください。
続いてたてがみが見えました。やや馬体よりも濃いめの茶色ですね。
そうですね。乾いたときフサフサとなびく姿を今から想像できます。そしてつぶらな瞳。これから成長するにつれてどのような逞しい競走馬になるのでしょう!?
既に上半身が姿を見せ、滑り落ちるように馬房にその姿を見せました!
馬房中に歓声が上がっています。早い。チャイロイアイツ、平均タイムより早い登場です。そして後ろ脚も膝から下が真っ白。4脚共に白いです。
さて、ここからが一番の問題です。チャイロイアイツはきちんと立てるのでしょうか!? その幼い顔が周囲を見回しています。
『さむい…はやくですぎたか…やっぱりもどる』
な、なな、なんと…チャイロイアイツ君、出て早々戻る宣言をしました! こんなことをいう馬が今までいたでしょうか!?
えー、結論から申し上げると、主人公馬の定番と言えるセリフの一つです。極めて標準的な主人公の可能性がありますね。はい。
以上、トーネとスィグの解説を終えます。
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