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飛鳥龍一...
今年で30歳の私の婚約者で旧華族の産まれで今は実家で営んでいる貿易会社の常務取締役。
長年付き合いのある女性がいるのに、資金に余裕がある家の実家と婚姻関係を結ぶ事を望んでいたって事か。本人も進んで結婚の準備、挨拶まわり、私の父親に気に入られるようにとゴルフに一緒行ったりしていた。
私、父親に株を持たせる条件に多額の融資が行われだいぶ経営も安定していると聞いている。
ぶっちゃけ破談でよろしくお願いしますって状態なんだけどな、、私悪者？2人を引き裂く悪女って事？
納得いかないなとりあえず樋口里美さんの話を聞いてみようと思った。
「あの〜落ち着きましたか？ハンカチ使って下さい」
『ありがとうございます…突然押し掛けてごめんなさい…どうしても割り切れなくて…
もう30歳なんです、去年20代最後の年だしプロポーズされると思っていたら他の女性と結婚すると言われて…別れてくれとも言われないで今日まできてしまいました。あなたと破談になったら私と結婚してくれると思って来てしまいました。』
飛鳥龍一！そりゃないよ、樋口里美さん可哀想だよ、悪魔なのかな？喜んで破談にしてあげるよ！樋口里美さんに伝えてあげよう！
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